最近4歳になったばかりの、私にとって甥っ子的存在の愛しのサイが、2週間アメリカ本土に家族と行っていて帰ってきた。そして「ナナ(彼は私のことを話せる前からナナと呼んでいたので、それが定着した)、ナナがぼくのことを恋しく思うよりも、ぼくはナナのことを恋しく思っていたんだよ。」
「えっっ!」一瞬目が点になりましたね。
「そんな台詞どこで覚えてきたのですか?」が私の第一リアクションでしたけど。
彼が自分で考えたのかもね。
私の心をいつもメロメロにしてくれる彼でした。
ヤスミナ(9歳、サイのお姉ちゃん)が「眠れない」と言った。
二段ベッドにかかる梯子の一番下に立って、彼女の頭をなるべくゆっくり、優しくなでた。8分くらいだったかな。彼女のエネルギーが落ち着くのを見届けるまで。
そうしながら、子どもの頃、眠れない夜に父と母(同時にというわけではないですが、どちらかが)が背中を軽く、リズムよく叩いてくれた情景が蘇ってきた。あの時、お父さんもお母さんも二段ベッドの梯子の一番下に立ってたと思う。何を想っていたのだろう。
私がヤスミナの頭を撫でながら、「この子の未来に幸あれ」と祈っていたように、同じことを想ってくれていたんじゃないかしら。おかげで、今とても幸せだ。
今晩ヤスミナを寝かせながら、立場が逆になっていることに、感慨深いものをおぼえた。
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